もうダメ…新人コックがぶつかる最初の壁

新しく料理人になった皆さんへ
突然ですが皆さんは料理が好きですか?
料理人を始めるにあたって、少なくとも興味があってこの業界に入ってきたのではないでしょうか…
それが気付くと、「嫌になっている」「こんなはずじゃなかった」という気持ちになっていたり。なぜだと思います?
「やめたい」
と思っている新人さんに、やめる前に少し考えてほしいことを僕なりに書いてみました。

僕は働いている職場をやめるな!!
とは言いません。それぞれが抱える問題は様々ですから。
ただ、働き始めた最初は料理がやりたくても、できないんです。それは規模が大きいほど下積みが長くなるから。
それに関して言えば小さいお店のほうが食材を触らしてもらえるのは早いと思います。早く戦力になってもらわないと困りますからね。
今はどこも人手不足ですが、それでもホテルはある程度の従業員がいます。主要な役割ほど上の人がやるのは当然のことです。新人がやることといえば野菜の切り出しや、食材を運ぶこと位。いくら調理の専門学校を出ているからといって、その成績が優秀であっても現場では使い物になりません。
いや、ほんとに自分でもびっくりするくらいです。

それでは大きな現場で一体最初に何をすればいいのか?
「自分を覚えてもらうこと」を第一目標に挙げてください。
気難しい人ほどコミュニケーションをとってください。
ここで逃げてはいけません。今あなたの前にいる怖いと思っている人は、話してみると印象が変わると思ういます。そしてその行為は自分のスキルアップの近道です。沢山繋がりをつくることで、それらが全て指導者へと変貌を遂げます。関係は良好を保ちましょう。
上司や先輩のお願いは小さなことでも完璧にこなしていくことで、段々と頼みごとのレベルが上がっていきます。雑用に感じる作業も意味はあります。

難しい仕事はチャンスと捉えること!!
これはあなた自身を試しているのかもしれませんよ。その壁は大きいかもしれませんが、越えて見せましょう。必ずできます。もし超えられなかった時、全力でやった経験は今後の力になっていきます。上司もその過程を見ているはずなのできっと評価してくれるはずです。

今楽しくないと感じている人がほとんどだと思います。僕もそうでしたから。楽しめている人はラッキーです。相当良い職場に巡り合えているということ!
最初の三か月を目標に取り組んでみて下さい。半年、そして1年たった時振り返れば、つらいと感じていたことは今の糧になっているはずです。

若手が業界を去ることなく、多くの料理が好きなコックが増えることを切に願う…

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